「頑張って投稿してるのにフォロワーが増えない…」 「インフルエンサーの真似をしてもうまくいかない…」そんな悩みを持つ企業アカウント担当者の方へ。
近年、SNSは企業にとって不可欠なツールとなっています。
しかし、多くの企業が陥りがちな落とし穴が存在します。
それは、一般的に広まっている「SNSの伸ばし方」が必ずしも企業アカウントに適していないという現実です。
なぜ一般的なSNS運用法が成功しないのか?
多くの情報がインフルエンサー型の運用法に基づいており、これが企業アカウントには適していないことが多いのです。
インフルエンサーが成功を収めた手法をそのまま企業が採用してしまうと、効果が乏しいどころか逆効果になることもあります。
インフルエンサーは個人の魅力や独自のキャラクターでファンを増やしますが、企業はブランドとしての一貫性や信頼性を重視すべきです。
企業アカウントのインスタ運用は2つの型に分けられる
企業アカウントのインスタ運用は、大きく分けて2つの型に分類できます。
型 | 目的 | 対象 |
<企業広報型> HPがわりの情報発信スタイル | ・既存の顧客に対する情報提供 ・ブランド認知のための公告 ・実際のイベントやキャンペーン情報の発信 | 既存顧客、見込み顧客、求職者 |
<インフルエンサー型> メディア媒体として発信するスタイル | ・専門性をアピールして認知を拡大 ・ファンの獲得とエンゲージメントの向上 | 不特定多数のユーザー |
多くの中小企業にとって最適なのは「企業広報型」です。
企業広報型運用のメリット
企業アカウントとして、私は「企業広報型」がコストパフォーマンスの面で優れていると考えます。
このスタイルでは以下の点を意識します。
顧客とのコミュニケーション増
フォロワー数に頼らない着実な関係構築
情報の整理と発信
商品情報や社内の様子を通じて採用にも役立つ発信
一貫性のある投稿で、フォロワーがお求めの情報を常に提供し続けることに焦点を当てています。
インフルエンサー型のスタイルほど、優れた内容や構成、ハイクオリティーな投稿を必要としない
・週に一度、重要な製品情報や会社のニュースを投稿
・フォロワーからのコメントへの迅速な返答を心掛ける
・顧客からのフィードバックをもとに内容を随時改善する
これらを実直にやっていけばよい、あとは本業に集中してリアルでのイベントの一つでも企画し、それとインスタを掛け合わせるなど、そういったことに頭と時間を使うべきだ。
というのが私の考えです。
どうしてもインフルエンサー型を試したい場合
それでも「バズりたい」という企業の方は、『インフルエンサー型』を追求するために、別のアカウントを設立することをお薦めします。
一貫したジャンル認知を意識し、エンタメ性やユニークなコンテンツを重視してください。
興味がある方は、「ジャンル認知」についてさらに詳しく述べた記事をご覧ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事が皆様のSNS運用のお役に立てれば幸いです。